覧会便り

碌山公園研成ホール

2012 9月21日(金)〜25日(火)

4月28日(土)中信美術会四部工芸展に行ってきました。

 昨日は上記のチラシ「X氏のこだわりコレクション」を見に朝日村の朝日美術館
へ行ってきた。おりしもX氏のギャラリートークの日だった。大勢の人が集まってい
た。前回の具象系コレクションに次いで、今回は戦後の抽象や前衛的な作品群を
展示されているということだ。熱気のこもった楽しいトークに、X氏の絵に対する思
い入れがヒシヒシと伝わってくる。

5月3日(木)お二人の会員が開いているそれぞれの個展を巡りました。
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矢野口靖 絵画展

自然との対話

〜5月6日(日)マデ

 今回の72点の展示作品の中で、群を抜いて数を誇るのが伊藤久三郎(1906〜1977)
の32点だ。伊藤久三郎といえば京都、京都といえば京都で活躍した、生まれた年度も近い
シュルの北脇昇(1901〜1951)も気になる作家だ。2人に交流はなかったのだろうか。
それにしても、ここで、これだけのものを見られるということは嬉しい !

個展会場の美術館前で 石本愛子さん

 夜来の雨もやみ、ほど良い暖かさの中、最初に安曇野市の山公園研成ホールで開催中の「喜寿記念・細萱美穂人個展」を
訪れる。半世紀にわたる作家活動の集大成となる個展会場の入り口には、たくさんのお祝い花が飾られ、その人脈の広さ
深さを感じる。会場は圧倒するような彫刻、絵画
デッサンが100点以上展示されていた。多くを人物像が占めており、モデルと
相対する制作過程で交わされたであろう会話が聞こえて来るようであった。そしてその中に愛らしいヤギやウサギの像が…
数少ない抽象作品「いのち」の前で写真を撮らせて頂いた。

 折しも当日の市民タイムスの口差点欄に「一人の彫刻家」という標題で投稿が掲載された。その中に、あるイベントでの「あのとき荻
山の彫刻に出会っていなければ、今の私はなかったです…」と言う細萱先生の言葉があり、山彫刻の系譜に連なる人と紹介さ
れているが、一筋の仕事の偉大さを感じる展覧会であった。

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M2+K2展は作家の名前のinitialからとったグループ展だそうです。美術会執行部員の丸山邦江さんもその仲間、年に数回県内で開催されています。今回はこの松本市美術館と松本市中央の和かふぇ・びいんずでも開かれています。会場は斬新なデザインの作品が並び、美術館の子供創作館は巧妙に醸し出された展示空間の中に、訪れる人を魅了していました。

丸山さんの作品コーナー

4月29日(日) 快晴 春爛漫

訪れた池田町の北アルプス展望美術館での「彩りを奏でる 石本愛子個展」  漆という伝統の技術を芸術に進化させた石本さんの、こちらも一筋の深い仕事に触れることができた。静かな画面から語りかけるような色合い、繊細な線と積み重なった時間の記憶…  どの作品も訪れた人の足をとめずにおかない魅力あふれる作品だった。 DMに…端正な表情に芳香な香りをのせる美しいたたずまい…とあるが、美術館前で撮らせて頂いた着物姿の石本さんはこの言葉そのままだった。

美術館から一望する春の安曇野、しっかりと緑になる前の薄いさくら色や、柔らかな薄緑に彩られ、田には水が張られていた。GWの喧騒の中に過ごした静かな一日だった。

 折しも親子連れでに賑わう城山公園は桜の花吹雪、会場はこの公園に隣接する「ギャラリー憩の森」です。
素晴らしい環境で、多様なジャンルの作品が並ぶ工芸展は訪れる人で賑わっていました。

抽象作品「いのち」の前で 細萱美穂人さん

隣接する第2会場

You

「X氏のこだわりコレクション」

 展示されている作家22名のうち、9名が女性という布陣だった。1940年台以
降の前衛の旗手として美術史に残る、芥川沙織・漆原英子・神谷信子・宮脇愛子・
田中田鶴子・福島秀子・籾山七重・・等女性作家の作品が展示されている。そして
地元作家が3名、絵では吉沢伝さんの作品がある。

彩りを奏でる 石本愛子個展

喜寿記念 細萱美穂人個展

102日、台風一過の青空に秋の雲が浮かぶ午後、朝日美術館で開催中の「自然との会話-征矢野久展」を訪れました。広い会場はまさに征矢野ワールド、おなじみの明るい色を基調とし、流麗な線で描かれた安曇野の風景、ヨーロッパの街角、小さな村々など…そこに暮らす人々の息遣いまで感じられるような作品が展示されていました。ガラスケースの中には長年てがけて来られた同人誌の表紙絵が。猿が携帯をプッシュしている絵なんて、まさに洒脱な先生ならではのものでした。

「そして八〇路に近づいたころ中央展出品をすべて止めた。足枷がなくなり征矢野の中で育まれてきた文人画的要素が発露し、今までの殻を破って絵の内で蠢く力が強まってきた」 展覧会リーフレットより抜粋

先生は今年83歳、ますますお元気に独自の世界を追求されていくことでしょう

M2+K2展 素材を生かした織布のこだわり展

作品の前で 丸山邦江さん

朝日美術館

小山英一絵画展
征矢野久展

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2012/9月1日(土)〜10月28日(日)

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小山英一絵画展
征矢野久展

朝日村・朝日美術館 ニテ